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今回の記事は、過去に『ポッコリおなかが、イヤなんです!』のタイトルで掲載したものをベースに、トレーニングの方法を、もう少し丁寧に説明し、画像も入れてリニューアルしたものです。夏場に向けて、貴方のボディもシェイプアップにチャレンジしてみませんか?
『ポッコリおなか』とは、主にヘソ下の部分がポコッと膨らんでいる状態を言われますが、これにはいくつかの要因があります。

 1)上腹部が細身であるのに、ヘソより下のところが、食事をしたあとポコッと膨らむ
 2)腹部の筋肉に少しゆるみがあり下腹全体にふっくらと盛り上がっている人とがあります。

 前者 1)は、特に胸郭(胸の肋骨の部分)が細いため、本来胃のある位置が狭くなり、胃が少し下に位置して、胃下垂傾向になっており、
  そこに食物が入ったとき、その重みでより一層、胃が下にさがってしまったために下腹が出てくるのです。このような人は、腸間膜という、
  内臓を吊り上げておく筋肉の膜がやや伸びやすい傾向にあります。

  後者 2)のほうは、腹直筋下部の筋力や、大腰筋、外腹斜筋、内腹斜筋など、腹部を交差して斜めに締め付ける筋肉の緊張が低下
  
している方です。
 
それでは、前者 1)の改善方法ですが、
  1回の食事で短時間に量を多くしないように心がけ、胃自身の収縮力と緊張を取り戻させ、同時に腹腔内と内臓の筋肉の活性化の
  ための刺激
を与えるようにします。
  具体的には、体幹部の伸張法などで、腹部と内臓の緊張を高め、腹式呼吸で横隔膜による腹腔内と内臓のマッサージを行います。

  後者 2)のほうは、ゆるんでいる筋肉をターゲットにしたトレーニングを行います。 下記の参考トレーニングを記載します。

◇腹直筋下部のトレーニング
s_P1140595.jpgs_P1140596.jpg ◎スタンディング・ニーレイズ・ローアブツイスト
  立ったままの状態から、下腹に意識を集中して前屈し、
  ひざを伸ばした足を、交差するように内側に挙げて、
  下腹をしぼりこみます。上体は足を上げた方に向けてねじります。
s_P1140599.jpgs_P1140601.jpg ◎スタンディング・レッグレイズ・アブクランチ
  立ったままの状態から、足全体と背中の緊張を保ったまま、足を伸ばして前に出し、
  背筋を丸めないように注意し、胃の高さではなく、骨盤の位置(ヘソより下)で
  前屈します。足はやや内側に向けて挙げていきます。

s_P1140608.jpgs_P1140609.jpg  ◎ストレッチ・ボディシェイク
  両手を上方に挙げて背筋を伸ばして緊張させ、そのままの緊張を維持しながら、
  左右にからだを振ります。体を曲げた方向に、足も伸ばして横に挙げます。
  やや反り気味に、下腹のピーンと張り詰めた緊張を感じながら、動作を行います。

◇内腹斜筋・外腹斜筋のトレーニング
s_P1140610.jpgs_P1140612.jpg ◎ベント・ツイスト
  からだを前に傾けた状態で緊張させ、その力を緩めずに、背骨を軸にからだを
  斜め前にをねじりこみます。
  そのとき、お腹の前横に、『こむらがえり』のような緊張を持つとベストです。
s_P1140613.jpgs_P1140614.jpg ◎ヒップレイズ
  腰の横上で筋肉の緊張を作り、骨盤を斜め上方に引き挙げることを繰り返します。
  軽くひねりも加えながら、左右交互に行います。できるだけ肩や頭などが動かないで、
  骨盤が上に高く挙がるように意識します。

s_P1140615.jpgs_P1140618.jpg ◎インクライン・ツイスト・プレスダウン
  からだを斜め後ろに傾けた状態から、ひねりを加えながらそらすように後方に曲げます。
  そのとき、後ろ下方に向けて手を押し下げ、その際からだを、さらに深く曲げるように
  意識します。

以上が下腹を引っ込めるためのエクササイズ』です。まだまだバリエーションはたくさんありますが、そのいくつかをご紹介しました。
何よりも大切なことは、はっきりとターゲット(下腹)に対して、意識と負荷を集中させることです。
よく「おなかを引っ込める為にやっている」運動として、仰向けに寝て、からだを前に曲げながら起こしていく『上体起しの腹筋運動』ですが、
これは、効かせる筋肉の知識をよほどしっかり持っていなければ、上腹部には効いても下腹部にはまったく効果を出しません。
それどころか、前屈時に骨盤がテコの支点となるため、腰椎に大きなトルク(ねじりの力)が加わって、腰痛の原因となっていることも多いのです。
『上体起しの腹筋運動』』は、頑張れば頑張るほど、腹直筋が前に盛り上がって、おなかがへこむどころか、前より出てきたと感じる人の方が多いと思います。
『上体起しの腹筋運動』では、おなかに『ちからコブ』を作るようなもので、引っ込ませる事はできません。腹直筋には、『白線(はくせん)』『腱画(けんかく)』という、縦横に筋肉を押さえつける強い腱があります。その白線と腱画が、腹直筋のでこぼこを6~8個に割っているものなので、腕の『ちからコブ』のようには膨らむことはありませんが、下腹をへこませることには効果が薄い思います。

おなかを引き締めたいと思うなら、筋肉の緊張を、ターゲットとする部位に的確に作用させて、そのあと全身の代謝を上げてシェイプし、より絞り込むように脂肪を落としていくこと、一番効率よく変化を起させることになります。

◎ご意見やご質問は、右下の『Comment』をクリックしてお寄せ下さい。

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お腹を凹ませたい
いろいろ教えてください
イッシー 2009/07/01(Wed)21:05:00 編集
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